解答
3.
解説
ふたたびの需要曲線問題ですね。今回は、需要曲線の式が出てきています。Q = -P + 10 となっています。そしてキーワードになりそうな用語、価格弾力性(絶対値)が問題文に見えますね。価格弾力性ってなんでしょう?弾力性とは、うまい表現だなと思うのですが、価格が1変わったときに、どれくらい需要や供給が増減するのかという割合になります。
弾力性問題の計算式は以下の通りです。
価格弾力性 = 需要の変化率 / 価格の変化率
では、問題文を見ていきましょう。
- 需要の価格弾力性は、点 A のとき 1 であり、点 B のとき 1 である。
- 需要の価格弾力性は、点 A のとき 1 であり、点 B のとき 4 である。
- 需要の価格弾力性は、点 A のとき 4 であり、点 B のとき 1 である。
- 需要の価格弾力性は、点 A のとき 4 であり、点 B のとき 4 である。
さて、式に実際に当てはめていきましょう。点Aは(2, 8)です。価格が1あがったときの、需要量は-1になりますね。よって、価格弾力性は以下のように求められます。
(-1 / 2) / (+1 / 8) = -4 絶対値なので、4です。
次に、点Bも考えてみましょう。傾きが同じですので、価格が1あがったときの需要量は同じように-1です。
(-1 / 5) / (+1 / 5) = -1 絶対値なので、1です。
よって、答えは点Aが4、点Bが1となっている3になります。