1.
商品の売上と利益の管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、仕入れた商品をすべて売り切ることを前提に答えよ。
商品の売り上げと利益の管理について。
1.一定の利益幅を仕入原価に上乗せして販売価格を設定する方法をマークアップ法という。
販売価格の決め方についてです。マークアップ法とコストプラス法をまずは覚えておきましょう。この2つは、ほぼほぼ似た価格の決め方で、仕入れ原価または製造原価に一定の利益をプラスするという考え方は同じで、違いはあまりないと考えて良いかと思います。というわけで、この記述は正しいです。
2.最初の販売価格で売れ残った商品を当初の値入率より低い値引き率で特売すると粗利益額がマイナスになることがある。
値入率っていうのは、販売価格とコストの差額の割合、つまりは利益率のことです。
「値入率より低い値引き率」とはどういうことでしょう。値入率が例えば50%だったとすると、50%が利益だということです。値引き率がそれより低いということは、利益は守られることは確定的なので、粗利益額がマイナスになることはあり得ません。
誤りです。
3.仕入れた商品を販売したときの粗利益額は、仕入時に設定した値入額を上回ることが多い。
単純には、予定していたより設けちゃったってことが多いって言っていますが、さすがにそんなことは多いことは無いです。たいてい、10%引きしたり、タイムセールしたりなど、予定外のセールをやる必要がでてきて、低くなることの方が多いはずです。
誤りです。
4.値入率が異なる複数商品の販売計画を立てる場合、仕入数量が決まらなくても全体の値入率を計算することができる。
そんなわけないですよね。10%の値入率のもの、50%の値入率のものが入ったとしても、それぞれの数量がわからないと全体の値入率なんて計算できるはずがありません。誤りです。
よって、1が正解となります。