2.
循環型社会形成のための事業者が取り組む施策に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
この辺の持続可能とか循環とかは流行りですよね。循環経済とか、昨今話題が尽きないので、問題に出ることも多いです。
とりあえず、3R(Reduce、Reuse、Recycle)の推進については覚えておきましょう。問題に出た場合、必ずといっていいほど、この考え方については出てきます。
1.循環型サプライチェーンによって 3 R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進することは、新たな製品や部品・素材を加工するためのエネルギーの削減とCO2 削減に寄与すると期待されている。
早速出てきました。3Rにより、さまざまな効果が期待されますが、CO2削減もそのひとつです。よってこれは正しいです。
2.循環型社会形成推進基本法により、自ら生産する製品等について販売後、消費者の手に渡るまで一定の責任を負う「拡大生産者責任」の一般原則が確立された。
以下、環境省のホームページが参考になります。
「拡大生産者責任(EPR:Extended Producer Responsibility)とは、生産者が、その生産した製品が使用され、廃棄された後においても、当該製品の適切なリユース・リサイクルや処分に一定の責任(物理的又は財政的責任)を負うという考え方」
消費者の手にわたるまでではありません。廃棄された後まで、その責任を負うという考え方です。よって誤りです。
3.製造段階では、使用済みの製品を回収して新しい製品の生産に活用する循環型生産システムの構築が要請されている。
これは昨今よくありますね。プラスチックのリサイクルなどです。そういったシステム構築が要請されています。正しいです。
4.調達段階における企業の取り組みとして、環境負荷が少ない製品を優先的に購入するグリーン調達の推進が推奨されている。
環境負荷が少ない製品を優先的に購入を促すわけですね。正しいです。
5.販売・流通段階では環境負荷の少ない輸配送システムの整備や販売方法の見直しに加えて、顧客を巻き込んだ販売・流通システムの構築も必要とされている。
その通りです。輸配送に関しても、環境負荷が少ないシステム構築が必要です。これには、消費者も巻き込んでシステムを構築する必要もあります。よって正しいです。
不適切なものを選ぶので、2が正解となります。