令和 4 年度 第 1 次試験問題 中小企業経営・中小企業政策 第ニ十四問 解答と解説

解答

 

2.

 

解説

 

「中小企業等経営強化法」についてです。

中小企業等経営強化法 
(目的)
第一条 この法律は、中小企業等の多様で活力ある成長発展が経済の活性化に果たす役割の重要性に鑑み、新たに設立された企業の事業活動並びに中小企業等の経営革新、経営力向上、先端設備等導入及び事業継続力強化の支援を行うことにより、中小企業等の経営強化を図り、もって国民経済の健全な発展に資することを目的とする。
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第二節 経営力向上
(事業分野別指針)
第十六条 主務大臣は、基本方針に基づき、所管に係る事業分野のうち、特定事業者等の経営力向上が特に必要と認められる事業分野を指定し、当該事業分野に係る経営力向上に関する指針(以下「事業分野別指針」という。)を定めることができる。

そして、以下あたりを読みましょう。

中小企業庁:経営サポート「経営強化法による支援」

https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/pdf/tebiki_keieiryoku.pdf

中小企業庁:事業分野別指針及び基本方針

 

さて、解答を見ていきます。いや、しかしこれも難しい。まず、この法律では、生産性向上策を策定して、経営力向上、つまりは事業をうまく稼いでいく力を国がサポートしていくわけです。本法律に基づいて、主務大臣は、「事業分野別指針」を策定します。

よって、正解は2となります。 

 

1.生産性向上策を企業規模別に「経営力向上計画」として策定している。 

2.生産性向上策を業種ごとに「事業分野別指針」として策定している。

3.販路開拓の方向性を企業規模別に「経営力向上計画」として策定している。

4.販路開拓の方向性を業種ごとに「事業分野別指針」として策定している。