令和3年度 第 1 次試験問題 経営情報システム 第二十問 解答と解説

解答

 

4.

 

次の問題

この解答の問題

INDEXへ

 

解説

 

近年、情報システムの信頼性確保がますます重要になってきている。情報システムの信頼性確保に関する記述として、最も適切なものはどれか。

このへんは、頻出問題ですね。

 

1.サイト・リライアビリティ・エンジニアリング(SRE)とは、Web サイトの信頼性を向上させるようにゼロから見直して設計し直すことである。

これはあまり聞きなれない話ですね。

 

Goggleが提唱・実践しているシステム管理とサービス運用の方法論 です。書いている内容が、間違っています。

 

2.フェイルセーフとは、ユーザが誤った操作をしても危険が生じず、システムに異常が起こらないように設計することである。

 何よりも、まずは安全第一に倒すのが、フェイルセーフです。説明はフールプルーフです。

 

3.フェイルソフトとは、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継いで、処理を続行するように設計することである。

 故障が発生したときになんとか、稼働を続けるようにしようというのが、フェイルソフトです。待機系システムに引き継ぐのはフェイルオーバーです。

 

4.フォールトトレランスとは、一部の機能に故障や障害が発生しても、システムを正常に稼働し続けるように設計することである。

一部が故障しても、稼働を続けるようにする設計です。これが正解ですね。

 

5.フォールトマスキングとは、故障や障害が発生したときに、一部の機能を低下させても、残りの部分で稼働し続けるように設計することである。

フォールトマスキングが、故障時の影響が外部機能へ出ないようにすることです。

 

以上より、正解は4となります。