令和3年度 第 1 次試験問題 経営情報システム 第十八問 解答と解説

解答

 

3.

 

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解説

 

アジャイル開発の手法の 1 つにエクストリーム・プログラミング(XP)がある。XP ではいくつかのプラクティスが定義されている。
XP のプラクティスに関する記述として、最も適切なものはどれか。

XPについてですね。なんか、アジャイル開発に吸収されてしまっている印象もありますので、昔ほど、XPを聞くこともなくなってきたかもしれません。

 

1. 1 週間の作業時間は、チームのメンバー全員で相談して自由に決める。

1週間の作業時間は、自動的に決まります。XPは少なくとも、残業は前提としません。

 

2. 2 人のプログラマがペアになって、同じ PC を使用して交代しながらプログラミングを行う。

ペアプロです。一瞬合っているかなって思っちゃいます。同じPC??今時、同じPCどころか、リモートでやることだってあります。いくらでも、コードを遠隔地から確認する術などあります。よって誤りです。が、ひと昔前は、そんなイメージもあったので、ちょっと悩みはします。

 

3.ソースコードの修正や再利用は、責任を明確にするために、作成者だけが行うようにする。

XPにおいて、ソースコードは特定の所有者を決めません、誰でも参加することができて、誰でも修正等行うことができる、共同所有の考え方があります。

 

4.プログラムを書く前にテストケースを作成しておき、動作を確認した上でプログラムを洗練させていく。

テスト駆動型開発についてですね。これが正解です。

 

5.リファクタリングの際には、開発効率を高めるために内部構造には変更を加えず、外部から見た振る舞いを変更する。

めちゃくちゃ逆ですね。外部からの見た振る舞いを変更すると、それに影響して外部アプリケーションにも影響を及ぼします。リファクタリングは内部構造の変更に抑えなくてはいけません。

 

以上より、正解は4です。