令和3年度 第 1 次試験問題 経営情報システム 第十四問 解答と解説

解答

 

3.

 

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解説

 

システム開発に利用されるオブジェクト指向のモデリング技法に UML(Unified
Modeling Language)がある。
UML のダイアグラムに関する記述として、最も適切なものはどれか。

UMLについてです。

 

1.アクティビティ図は、対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラムである。

これはユースケース図の説明になります。アクティビティ図は処理の実行手順を表現するダイアログラムになります。

 

2.オブジェクト図は、対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラムである。

これはクラス図の説明です。概念というところで、インスタンス化された実体のオブジェクトを表現するオブジェクト図とは異なります。

 

3.シーケンス図は、オブジェクト間のメッセージの流れを時系列的に表現するダイアグラムである。

これはまさにシーケンス図ですね。これが正解です。

 

4.ステートマシン図は、活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラムである。

アクティビティ図の説明になりますね。

 

5.ユースケース図は、システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラムである。

ユースケース図は、システム内部の振る舞いを表現する図ではないです。選択肢1のように、システムと利用者のやり取りを表すダイアグラムになります。 

 

以上より、正解は3となります。