1.
クラウドまわりの知識問題ですね。問題文から見ていきましょう。
a クラウドコンピューティングは、インターネットなどを介してコンピュータの資源をサービスの形で利用者に提供するコンピューティングの形態である。
はい。まさに、その通りです。
b パブリッククラウドと違いプライベートクラウドの場合には、自社の建物内でサーバや回線などの設備を構築・運用する必要がある。
やや迷う場合もあるのではとも思います。プライベートクラウドは、社内など限定的な範囲にのみ公開するクラウドサービスです。自社の建物内でサーバ回線などの設備を構築することは必須ではありません。
c エッジコンピューティングは、デバイスの近くにコンピュータを配置することによって、回線への負荷を低減させ、リアルタイム性を向上させることができる。
エッジコンピューティングとは、プライベートエリアに存在するデバイス類を外部とつなぐために、デバイスの近くにコンピュータ配置し外部との円滑なコミュニケーションをするための仕組みです。
昔からある技術ではありますが、昨今では、クラウド側の世界とプライベートエリアをつなぐ役割など、その意味合いは広くなってきています。
説明は正しいです。
d エッジコンピューティングを導入することによって IaaS の環境を実現できる。
IaaS = Infrastracture as a Service で、インフラをサービスとして提供する環境です。エッジコンピューティングを導入してもどうにもなりません。
e クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングは、併存させることはできない。
上記のように、併存させることが可能です。
aとcが正しいです。
よって、1が正解です。