2.
物品の輸送手段に関する記述として、最も適切なものはどれか。
輸送手段に関してです。細かい知識が問われることが多いです。問題をたくさん解いていき、引き出しを増やしていきましょう。
1.RORO(roll-on roll-off)船は、港湾でのコンテナの積み降ろしに専用のクレーンを必要とする。
RORO船は、荷物を載せたトラックとかを直接そのまま自分で船に乗船することが可能な船です。乗り降りが自分でそのままできるので、効率が良いですが、コンテナ船とかよりは、積載効率という意味では劣ります。
よって誤りです。
2.出発時間や到着時間を荷主の都合で指定したいときには、特別積合せ運送よりも、トラックの貸切運送を選択した方がよい。
その通りです。特別積み合わせ運送は、特別という割に不特定多数の荷主の荷物を積み合わせるので、出発時間・到着時間を指定するのは難しいです。
トラックの貸し切り運送の場合は、荷主の都合がききます。よってこれが正しいです。
3.宅配便は、消費者間で物品を配送するときに利用されるサービスであり、企業間では利用されない。
そんなことはありません。企業間でももちろん利用されます。
4.鉄道輸送では、短距離で少量の輸送の場合に、輸送量当たりの輸送料金がトラック輸送よりも低い傾向がある。
イメージ的に違うことがわかるかなと思います。鉄道では長距離で大量輸送するときにコストを抑えることができます。短距離の場合、輸送経路が決まってしまいますので、効率が良いとは言えない場合が多く、割高になってしまうことがあります。
5.トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトは、パレチゼーションを阻害する。
モーダルシフトは、より環境負荷の低い輸送方法に変換することをいいます。パレ地ゼーションとは同じパレットで、最初から最後まで一貫して輸送することです。
阻害するという言い切りは誤りのことが多いです。今回も、必ず阻害するとは言えませんので、誤りとなります。
以上より、2が正解です。