令和3年度 第 1 次試験問題 運営管理(オペレーション・マネジメント) 第二十五問 解答と解説

解答

 

2.

 

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解説

 

食品リサイクル法に基づく新たな基本方針(「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針」令和元年 7 月)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

食品リサイクル法については、再生利用などの分野でホットな話題ですので今後も注意が必要です。以下あたりを目を通しておくと良いでしょう。

https://www.env.go.jp/council/03recycle/900417866.pdf

 

a 基本理念において食品ロスが明記され、食品関連事業者および消費者の食品ロス削減に係る役割が記載された。

これは正しいです。上記参考資料にも、これについて明記されています。

また同時に、「食品廃棄物の適正処理の推進のため、食品関連事業者の排出事業者責任の徹底、国による継続的な周知徹底の必要性を明記」した点についても覚えておきましょう。

b 事業系食品ロスについては、2050 年度を目標年次として、サプライチェーン全体で 2000 年度の半減とする目標が新たに設定された。

目標については以下のようにあります。2050年度ではなく、2030年度ですね。後半は正しいですが、誤りです。

  • 食品ロスについては、SDGsも踏まえ、2030年度を目標年次として、サプライチェーン全体で2000年度の半減とする目標を新たに設定。
  •  再生利用等実施率目標を設定。食品製造業95%(前回同)、食品卸売業75%(前回+5%)、食品小売業60%(前回+5%)、外食産業50%(前回同)(2024年度までに)

c 食品廃棄物等多量発生事業者は、国に食品廃棄物等の発生量および食品循環資源の再生利用等の実施量を、都道府県別および市町村別に報告することになった。

これは正しいです。かつ、「市町村による多量排出事業者への減量化指導の徹底」がされることになりました。

 

以上より、a 正、b 誤、c 正となります。

2が正解です。