令和3年度 第 1 次試験問題 運営管理(オペレーション・マネジメント) 第十四問 解答と解説

解答

 

4.

 

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解説

 

流動数分析に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

流動数分析とはなんでしょうか。流動数分析とは縦軸に数量、横軸に時間のグラフに、流動数曲線を描き、製品、資材などの入荷、出荷、在庫の流れを分析することである。

だいたいの場合、累積入荷数、累積出荷数、そして在庫数を表したグラフにより、分析を行う。ちょっと入荷・出荷のバランス悪いねーとか、在庫がたまりすぎとか、シーズンだから、もう少し貯めておこうとか。

 

a 流動数図表では、横軸は累積量である。

違いますね。横軸は時間です。

 

b 流動数図表では、縦軸は経過時間である。

違いますね。縦軸は数量です。 

 

c 累積流入量は常に累積流出量以上である。

正しいです。流入しなければ流出はしない。よって、必ず流入量は流出量を上回ります。

けど、常にって言われると、どうも疑ってしまうのですよね。しかしこれは疑いようもないです。 

 

d 流動数分析は見込生産と受注生産のいずれでも使える。

はい使うことができます。たとえ見込み生産であっても、受注生産であっても、生産と受注に置き換えて流動数分析を行うことができます。

見込み生産の場合、受注を予測して生産を行い、受注生産の場合、受注してから生産となりますので、逆転しますね。しかし、結局は受注・生産・在庫の関係性が成り立つものについては、すべて流動数分析を当てはめることが可能です。

 

以上より、a 誤、b 誤、c 正、d 正 

 

ということで、4が正解です。