3.
あるジョブは 7 つの作業工程A~Gで構成されている。各作業工程の作業時間と作業工程間の先行関係が下表に示されるとき、このジョブの最短完了時間の値として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
PERT図ですね。
作業工程表から、PERT図に落とすのもちょっとコツを覚えれば簡単です。今回、作業工程は、A ~ Gまであります。一番重要なのが、先行作業のところです。ここから、PERT図を形成することができます。
- CはAの後にくる
- Dは、AとBの後にくる
- EはCのあとにくる
- FはDのあとにくる
- GはEとFのあとにくる
ここでポイントは、AとB以外は、何らか工程の後工程になる点です。よって、最初はAとBが出発点となります。
PERT図に落とすときによく間違えるのが、各ポイントに、工程を持ってきてしまうことです。工程は線の方ですので、そこだけ気をつけましょう。(そんなん僕だけですかね?何回も間違えた。)
出発点を、①としましょう。そして、今回の場合AとBが最初の工程になりそうですので、①からAとBを伸ばしてあげます。Aを経て②へ、Bを経て③へ、ここまでくれば後は、関係性をたどればOKです。とりあえず形だけつくってみると以下のような感じですかね。〇の中の数値とかは、ずれてもOK。点線のところは、1つ以上の後工程に影響を与える工程について、見かけ上、この工程の後ろですよってわかるように書く線であります。
さて、次に書く工程に作業時間を入れていきましょう。見かけ上の工程線には、作業時間はかかりません。
そして最後に、各工程が最短で何時間後に始められるのか、また最遅で何時間後に始めることになるのかを書いていきます。書き方とかは色々手法があるとは思いますけど、難しいPERT図になることは無いと思うので、クリティカルパスを探す。そのパスについては、すべて最短・最遅開始は、同じ値になるので埋めてしまう。クリティカルパス以外のところは、決定したところから、引き算をしながら埋める。というような感じでしょうか。
今回の場合クリティカルパスは、A B ➡ D ➡ F ➡ G となりますね。よって、①、②、③、⑤、⑥、⑦が決定します。④は⑥から1引けば、最遅開始時間がわかります。そんな感じで求めると、以下のようになります。
よって、最短完了時間は、14時間となりますので、3が正解です。