令和3年度 第 1 次試験問題 企業経営理論 第三十三問 解答と解説

解答

 

3.

 

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解説

 

インターネット広告に関する記述として、最も適切なものはどれか。

インターネット広告に関してです。

 

1.インターネット広告では広告主と媒体社との間に、さまざまな技術に基づくサービスを提供する多様なプレーヤーが存在し、極めて複雑な業界構造となっている。このような状況は消費者にはメリットがないため、広告主はこれらのプレーヤーを介さずに、できる限り媒体社と直接やりとりをすることが望ましい。

複雑な業界構造になっている、というところまでは正しいですね。しかし、そのあとの、消費者にはメリットが無いという点、広告主はこれらのプレーヤーを介さずに、直接やり取りすることが必ずしも良いかという点は少し怪しいです。

技術に基づくサービスということで、ターゲットを適切に絞った広告が表示されるようにコントロールしていたりして、広告主、消費者、双方にメリットになる場合もありえます。よって、誤りです。

2.インターネット広告においてインプレッションは広告の総配信回数を示す指標である。従来の広告で用いられてきた、ターゲット全体の何%に広告が到達したかを示すリーチという指標は、インターネット広告には適さない。

インプレッションに関してです。

ja.wikipedia.org

「訪問者がサイトを表示させ、広告がソースから取り出され1回表示されると1インプレッションとなる」とありますので、総配信回数とはちょっと異なります。リーチについての説明があとに続きますが、これ自体は合っています。が、インターネット広告に適さないは誤りです。

 

3.インターネット広告の表示をブロックするアドブロックをすべての消費者が導入すると、広告料収入に支えられている多くのビジネスモデルが成り立たなくなり、インターネット上の多くの無料サービスが有償化する可能性もある。アドブロックへの対策として、消費者が見たくなるような広告を提供することも有効である。

基本的には、ブロックでいいなって思っている人も少なくないとは思います。魅力的で、かつ、個々に合った広告がちゃんと出るようにされれば、アドブロックへの対策になりそうです。ちょっと判断が難しいかもしれませんが、、、正しいです。

 

4.企業が自社サイト内に掲出するコンテンツは一般的にはインターネット広告には含まれない。インターネット広告から自社コンテンツにリンクを張ると、消費者がインターネット広告と自社コンテンツとを一体として広告と捉える危険性があるため、このようなリンクはほとんど用いられていない。

 まあ前半は良いとして、後半は誤りですね。自社コンテンツに直接リンクされる広告もあります。避けているとは思えないです。よって誤りです。

5.従来のテレビ、新聞などのマスメディアに出稿される広告では、同じ番組やコンテンツを見ているすべての消費者は同じ広告を見ていた。これに対してインターネット広告では、コンテンツと広告を切り離す試みが行われているが現状では難しい。このため同じ Web サイトやコンテンツを見ているすべての消費者は、基本的に同じ広告を見ているのが現状である。

初期のインターネットではそうだったかもしれませんが、昨今では、個々のプロファイル情報から、個々の趣向にあった広告が出されるようになっています。よって誤りです。

 

以上より、3が正解です。