3.
消費者の知覚に対応したマーケティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
あんまり、聞かない話ですが、知覚に対応したマーケティングということで、消費者の五感に訴えかけるマーケティングについてです。
1.色に対する消費者の反応は、色の物理的な波長に対する消費者の知覚であり、強い感情反応を引き出す。このため、個々の消費者が経験を通じて学習する連想には影響されない。
色は文化などの消費者の背景を通した経験によるところが大きいです。よって、これは誤りです。
2.音や音楽は消費者の感情や行動に強い影響を及ぼすため、企業は自社のブランド・ロゴなどと、特定の音や音楽との固定的な結びつきを作らないように細心の注意を払う必要がある。
むしろ、ブランド・ロゴと結びつけた音の開発に力を入れますね。インテルやNintendo Switchなど一発で、そのブランドを連想します。よって誤りです。
3.オンライン販売では、実際の製品に触れる体験をオンライン上で提供することはできないが、視覚を通じて製品の重さを知覚させることは可能である。
これは正しいです。製品の重さに関する表現することは可能です。製品の実験などの動画により消費者は重さを知覚できます。また、あるいは製品の配色、梱包の配色や模様などにより、製品の重さを知覚させることは可能です。正しいです。
4.消費者の味覚は主に口腔内に存在する味覚受容体を介した反応であるから、文化的要因が消費者の実際の味の評価に影響を及ぼすことはない。
文化的な要素が無いはずがありません。辛さの間隔も、その文化風習により全然異なります。よって誤りです。
5.においは脳の最も原始的な部分である大脳辺縁系で処理されるため、消費者の行動に対する直接の影響はほとんど見られない。
なんか、前文と後文が相反することを言っているように感じます。生物は危険を一番最初に匂いで察知すると言われています。もちろん行動に対する影響は大きいです。よって誤りです。
以上より、3が正解です。