1.
経済産業省による「SDGs 経営ガイド」における SDGs と経営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
「SDGs 経営ガイド」あたりの問題は、もう少しの間出る可能性があるので、注目しておきましょう。以下を見ておきましょう。
1.SDGs 経営では、大企業やベンチャー企業、大学、研究機関などが連携して研究開発を進める活動を通じて、社会的課題解決のためのイノベーションの協創(collaborative creation)に参加・貢献できる機会がある。
イノベーションには、産学連携などが重要であることは言うまでもありません。SDGs経営でも、当然その機会をバックアップしています。よって、これは正しいです。
2.SDGs 経営を心がける企業は、積極的に社会的課題解決を目指すことを通じて取り残されてきた市場を新たに獲得するためには、経済的合理性にこだわってはならない。
「経済的合理性にこだわってはならない」の部分が誤りです。なんとなく分かりますよね。 利益に対して、こだわらないと言っているようなもんですが、それでは持続的にはものごとが進みません。よって、誤りです。
3.SDGs では 17 の目標と 169 のターゲットが設定されるが、これらの中から自社事業と親和性が高いものだけに偏ることを避け、企業はすべての目標、ターゲットに貢献できるように自社の資源を投入する必要があるとされている。
SDGsでは、自社に親和性の高いものが重要になってきます。よって、選択してアクションを考えていくのが基本です。誤りです。
4.SDGs は、発展途上国内の「誰一人取り残さない」(leave no one behind)ことを誓っているため、SDGs 経営を心がける企業も同様に、利益を考えず発展途上国内に取り残されるセグメントがないように留意しなければならない。
利益はやはり考えていく必要があります。よって誤りです。
5.企業が SDGs に取り組む自社の姿勢を「価値創造ストーリー」の中に位置づけて発信する際には、過去に取り組んできた自社の CSR 活動のすべての事例をそのまま投資家に向けて発信することがよい。
そのまま投資家にすべての事例を発信することが、必ずしも良いとは限りません。 SDGsに関連する点を発信していけば良いです。誤りです。
以上より、1が正解です。