令和3年度 第 1 次試験問題 企業経営理論 第十九問 解答と解説

解答

 

3.

 

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解説

 

意思決定における意見の衝突についてです。

 

1.意思決定に必要な情報の入手先が多様になると、組織の参加者間で認識の差異は小さくなるので、個人間コンフリクトは少なくなる。

そんなわけないですね。twitterから情報入手した人と、旧2chから情報入手した人と、youtubeから入手した人、ネットは使いませんと言う人、大喧嘩になりそうです。多くなります。誤りです。

 

2.組織全体の目標の操作性が低く、曖昧さが増すと、部門目標間の差異が許容される程度が高くなるので、部門間コンフリクトは少なくなる。

曖昧さが増した時点で、コンフリクトが少なくなるわけがないですね。多くなります。誤りです。

 

3.組織内にスラックが多く存在すると、部門間で共同意思決定の必要性が低下するので、コンフリクトは発生しにくくなる。

スラックは、つまりリソースの余剰ですので、コンフリクト自体が少なくなります。正しいです。

 

4.部門間コンフリクトが発生した場合、政治的もしくは交渉による解決策を見いだすことが、コンフリクトの原因の解消に有効である。

 政治的にっていうのは、たいていの場合、泣いている人がいます。よって、コンフリクトの原因解消は一時的であり、有効ではありません。協力関係を結び、交渉により解決すべきです。誤りです。

 

よって、正解は3となります。