令和3年度 第 1 次試験問題 企業経営理論 第十八問 解答と解説

解答

 

3.

 

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解説

 

集団での思考は、実は浅はかな方向に働きやすいということです。集団での意思決定って、意外と流されて中間を取ったり、ある声のでかい人が言った意見に何も考えずながされちゃったりするもんです。

また外部の圧力も関係します。プレッシャーにより、思考が制限されてしまい、意見を言いにく状況が形成されて、集団浅慮に陥りやすいことが多いです。

 

1.誤った判断を下すことは許されないというような外部からの強い圧力に集団がさらされる場合、集団思考が起きやすい。

その通りですね。

 

2.機密情報を扱う場合のように集団のメンバーが限定されると、その集団は孤立しやすくなるため、現実に即さない議論が促進されやすい。

閉鎖的な集団は、集団思考にはまりやすいです。外部の意見も必要です。正しいです。

 

3.集団思考の兆候として、自分たちの集団の能力を過小評価し、集団における意思決定では極端なリスクを避けるようになる。

これは逆ですね。閉鎖的な集団でありがちなのが、自身たちを過大評価して、リスク有る行動が多くなるわけです。よって、誤りです。

 

4.集団思考の兆候として、集団外部の人物や集団に対して紋切り型の判断を行うようになる。

紋切り型の判断の意味がよくわからんって人が結構いたのではないでしょうかね。感覚的に判断するということですが、これも閉鎖的な集団で起こりやすい集団思考の兆候です。合っています。

 

5.集団思考の兆候として、集団内の意思決定を正当化するための理屈づけを行い、自分たちにとって都合の悪い情報を過小評価するようになる。

これは身近でもある話ではないでしょうか。自分たちを過大評価、外の情報を過小評価するのは、典型的な集団思考の兆候です。合っています。

 

以上より、3が正解です。