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オープンデータ、なんでしょうね。オープンなんで、公開されている情報と予想されますが、どうなんでしょう。
オープンデータ(Open Data)とは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が望むように利用・再掲載できるような形で入手できるべきであるというアイデアである。オープンデータ運動のゴールは、オープンソース、オープンコンテント、オープンアクセスなどの、他の「オープン」運動と似ている。オープンデータを支える哲学は古くから確立されているが(マートン・テーゼのように)、「オープンデータ」という言葉自体は、インターネットやワールドワイドウェブの興隆、特に、data.govのようなオープンデータガバメントイニシアティブによって、近年一般的になってきた。
概要
オープンデータの概念は新しいものではない。しかし、形式的な定義は新しい。Open Definitionによる形式化は、「オープンデータとは、自由に使えて再利用もでき、かつ誰でも再配布できるようなデータのことだ。従うべき決まりは、せいぜい「作者のクレジットを残す」あるいは「同じ条件で配布する」程度である」という命題として要約できる。
オープンデータではよく、地図、ゲノム、コネクトーム、化合物、数学や自然科学の数式、医療のデータや実践、バイオサイエンスや生物多様性などのテキストでない素材に焦点が当てられる。商業的な価値があったり、価値のある業績にまとめられることがあるため、よく問題が発生する。データのアクセスや再利用は、公共的にも私的にも組織によってコントロールされる。コントロールはアクセスや再利用への、アクセス制限、ライセンス、著作権、特許や利用料などを通じてなされる。オープンデータの支援者は、これらの制限は公共的な利益に反し、またこれらのデータは一切の制限や課金なしで手に入れられるべきだと主張している。さらに、データをさらなる許可を要求することなく再利用でき、とはいえ再利用(創造や派生的な成果のような)の形式がライセンスによってコントロールされてよいことが重要である。
「オープンデータ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2023年1月15日 (日) 10:39 UTC、URL: オープンデータ - Wikipedia
オープンデータとは、概念的なものであり、やはりオープンソースのような、誰もが公平に参照・利用・再配布が可能な情報の公開の仕組みについてです。
とくに決まったフォーマット等はありませんが、機械判読がしやすい形式という指針があります。国や、地方自治団体もこの取り組みはWikiにもあるように、積極的に行われているところも多いようです。
では、問題文へ進みましょう。
1.売上データや人流データなどに匿名加工を施したうえで第三者に販売されるデータ。
販売されるようなデータではありません。あくまで無償で扱われるものです。
2.行政の透明化を図るために、条例に基づいて住民からの公開請求の手続きにより住民に公開されるデータ。
これはオープンデータではなく、行政の情報公開制度に関してですね。誤りです。
3.公開の有無にかかわらず、OpenDocument フォーマットで保管されるデータ。
フォーマットの指定はありません。誤りです。
4.政府や企業が公式に発表する統計データや決算データではなく、インターネットのログや SNS の投稿などから得られるデータ。
どこのソースからなどの指定があるわけではありません。誤りです。
5.二次利用が可能な利用ルールが適用され、機械判読に適し、無償で利用できる形で公開されるデータ。
これが正解です。二次利用ができ、機械判読に適した形で記録されており、無償で利用できます。よって、これが正解です。
以上より、5が正解です。