令和 4 年度 第 1 次試験問題 経営情報システム 第九問 解答と解説

解答

 

5.

 

解説

「DX レポート 2.1」についてですが、今後も出題される可能性もあり、特にDXに対する動向を知るためにも見ておくことをお勧めします。

デジタル産業の創出に向けた研究会の報告書『DXレポート2.1(DXレポート2追補版)』を取りまとめました (METI/経済産業省)

 

書かれている内容として、概要にまとめられているのが以下の通りです。

  • ユーザー企業とベンダー企業の現状と変革に向けたジレンマ
  • デジタル産業の姿と企業変革の方向性
  • 変革に向けた施策の方向性
  • デジタル産業指標(仮)の策定
  • DX成功パターンの策定

DXに関して、推進するために起こっている問題であったり、成功パターンや、そこから考えられる方向性や施策、指針などが記載されているようですね。長いといっても、読める程度なんで、一読しておくと良いです。

 

さて、このうえで問題文へ進みましょう。

  1. DX に必要な技術を提供するパートナー
  2. 企業の変革を共に推進するパートナー
  3. 共通プラットフォームの提供主体
  4. 新ビジネス・サービスの提供主体
  5. デジタル化を外部委託してコスト削減を図る企業群

いや、普通にここから選択するの、結構きつそうですね。実はこの解答の選択肢は、「DX レポート 2.1」3.4.デジタル産業の構造と企業類型 で書かれている、中項目名そのものになっています。

そして、それは1~4で、5が存在しておらず、これが不適切な選択肢となり、正解であります。DXを外部委託に関しては、確かに耳にする話であり、ゼロから自分たちでやるよりノウハウのあるところにアウトソーシングした方が、確実で安く済むぜって場合もあるような気はして、それがレポートに含まれているかもってちらって思ってしまいますが・・・。コスト削減を軸にした項目は記載はありません。

 

よって、5が正解となっています。