令和4年度 第1次試験問題 運営管理(オペレーション・マネジメント) 第四十問 解答と解説

解答

 

4.

 

解説

 

商品の売上高の変化が関連しそうな 2 商品の組み合わせ 3 つ(以下、ペア番号1 、 2 、 3 で示す。)について、POS データを用いて分析を行い、下表のような相関係数を得た。ただし、これらのペア間で重複する商品は存在せず、全部で 6 種類の商品から構成される。

商品の相関係数についての問題です。

相関係数とは、-1 ~ 1の数値で、2つの間の相関関係を表す指標です。正の値では相関関係があり、1に近づくについれて相関関係(散布図は右肩上がり)が強くなっていきます。0は相関関係が無い状態と言えて、散布図はランダムな状態になります。一方、負の値では、相関関係は負の相関関係(散布図は右肩下がり)が生まれており、つまりデータの動きが逆を示す性質になりますね、-1に近づくにつれて負の相関関係が強くなっていきます。

さて、データを見ていきましょう。

ペア番号1:ほぼ0で相関関係は無い状態。つまり、散布図はランダムなはずです。散布図cがこれに当たります。

 

ペア番号2:1に近く、相関関係が強いのが分かります。散布図は右肩上がりのはずです。これに当たるのはaですね。

 

ペア番号3:-1に近く、負の相関関係が強いのが分かります。散布図は右肩下がりです。これに当たるのはbですね。

 

以上より、4が正解です。