2.
屋外広告物に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
屋外広告物に関してです。屋外なのでもちろん人に目が触れますし、場所によって様々な条件があります。さっそく選択肢を見ていきましょう。
a 屋外広告物法によれば、都道府県は、屋外広告物の形状、面積、色彩などの表示方法の基準を条例で定めることができる。
屋外広告物法には以下のように記載があります。
「第五条 前条に規定するもののほか、都道府県は、良好な景観を形成し、若しくは風致を維持し、又は公衆に対する危害を防止するために必要があると認めるときは、条例で、広告物(第三条の規定に基づく条例によりその表示が禁止されているものを除く。)の形状、面積、色彩、意匠その他表示の方法の基準若しくは掲出物件(同条の規定に基づく条例によりその設置が禁止されているものを除く。)の形状その他設置の方法の基準又はこれらの維持の方法の基準を定めることができる。」
ということで、これは正しいです。しかし、これはもうそのまま問題を覚えておく必要がありますね。
b 建築基準法によれば、広告塔を設置する場合、広告塔の高さにかかわらず、建築確認申請をする必要がある。
建築基準法に話が変わります。これも覚えておくしかないわけなのですが、確認申請をする必要があるのは、4mを超える広告塔、広告板、装飾塔、記念塔についてです。よって、これは誤りです。
c 建築基準法によれば、防火地域内にある看板で、建築物の屋上に設けるものは、主要部分を不燃材料で造るか不燃材料で覆わなければならない。
建築基準法によると、以下のようにあります。
「第六十四条 防火地域内にある看板、広告塔、装飾塔その他これらに類する工作物で、建築物の屋上に設けるもの又は高さ三メートルを超えるものは、その主要な部分を不燃材料で造り、又は覆わなければならない。」
よって、これは正しいです。
以上から、a 正、b 誤、c 正となり、解答は2となります。
なかなか法律を、ある程度頭に入っていなければ解答が難しい問題ですね。