3.
環境問題に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
環境問題に関してですね。これは問題文を読みながら説明していきます。
a サーキュラー・エコノミー(循環経済)への移行を推進するためには、あらゆる主体におけるプラスチック資源循環等の取組(3R+Renewable)を促進し、資源循環の高度化に向けた環境整備を進めることが重要である。
サーキュラー・エコノミーは、昨今叫ばれるようになってきた循環型の経済活動についてです。ただ、大量に生産するだけして、環境へ有害なものを廃棄するのでは、世界が立ち行かなくなってきている昨今において、資源を循環する形とは、必須の活動であることが世界的に認められてきています。
そこで重要になってくる考え方が、3Rであり、Reduce(減らす)、Reuse(再利用する)、Recycle(リサイクルする)という考え方が、とても重要です。 そして、最近増えたのが、Renewable(再利用可能な形にする)です。再利用が予め可能な形、仕組みを整えていくことが、重要なことであるということですね。
サーキュラー・エコノミーについては、この考え方が非常に重要なことは言うまでもありません。よって、正しいです。
なぜに 4R とはしなかったのだろうって思いますが。そのうちするのかな?
b エコアクション 21 は、中堅・中小事業者に配慮した、取り組みやすい継続的改善のための PDCA サイクルを示しており、環境会計を公表することを義務付けている。
エコアクション21とは、環境省が策定した日本における、環境マネジメントシステムのことです。組織や事業者が、どのようにして環境へ配慮した取り込みを行っていけばよいのか、その仕組みが制定されたものです。特に、中堅・中小事業者が取り組みやすいように考えられています。
その認証には、二酸化炭素排出量、廃棄物排出量、水使用量などの把握などが、必要要件となってきます。そして、その認証結果、取り組み等は、環境経営レポートとして公表されます。
「中堅・中小事業者に配慮した、取り組みやすい継続的改善のための PDCA サイクルを示しており」までは、正しいです。
しかし、環境会計を公表することまでは、義務付けられてはいません。誤りです。
c 酸素は、発電・産業・運輸など、幅広く活用されるカーボンニュートラルのキーテクノロジーと位置付けられている。
カーボンニュートラル (英: carbon neutrality) とは、環境化学の用語の一つである。何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に、大気中に排出される二酸化炭素と大気中から吸収(固定)される二酸化炭素が等しい量であり全体としてゼロ(ネットゼロ、実質ゼロ)となっている状態を指す[1]。日本語で直訳すると炭素中立となるが、科学(化学)的には「炭素循環」という用語が提唱されている。製造業における環境問題に対する活動の用語のカーボンオフセットという言葉も類義語で用いられる[1]。地球温暖化と二酸化炭素の濃度を巡る議論のなかで、カーボンニュートラルという概念が頻繁に登場するようになった。
カーボンニュートラルを実現した社会については脱炭素社会(炭素循環社会)を参照。
定義
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量と植林などによる吸収量が等しく均衡している状態を意味する。また類似語のカーボン・オフセットの定義は「市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員が、自らの責任と定めることが一般に合理的と認められる範囲の温室効果ガスの排出量を認識し、主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、『カーボン・クレジット』(炭素排出許可量)を購入すること、または他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施することにより、その排出量の全部を埋め合わせること」となっている。
また人間活動で排出する温室効果ガスの量よりも植物や海などが吸収する量の方が多い状態を「カーボンネガティブ (carbon negative)」という。「カーボンポジティブ (carbon positive)」 も同じ意味で使われることがある。
「カーボンニュートラル」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2022年12月23日 (金) 06:09 UTC、URL: カーボンニュートラル - Wikipedia
よって、a 正、b 誤、c 誤となります。正解は3となります。