解答
4.
解説
部品A、B、Cを用いて製品Xが製造される生産の流れについて、製品工程分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
製品工程分析についてです。頻出ですね。各工程の基本記号くらいはさらっと覚えておいた方が良いでしょう。
今回お問題から、具体的な問題の解き方を学んでいきましょう。
1.加工a、b、cは、同期して加工している。
同期しているかどうかは、工程図記号からは分からないです。よって、これは誤りです。
2.台車は 11 台である。
台車の工程は11個見えますので、ちょっと引っかかってしまうかもしれませんね。しかし、工程と実際の台数は別です。同じ台車を使っている場合の方がそもそも多いでしょう。よって、これは誤りです。
3.滞留を表す工程は、 4 カ所である。
滞留は、「仮置き場」の工程です。よって、3か所です。保管を表す逆三角形と混同しないようにしましょう。誤りです。
4.品質保証室での検査は、品質検査を主として行っているが、同時に数量検査も行っている。
品質保証室での検査は、複合記号が使われており、質だけではなく量も検査していることが分かります。よって、正しいです。
5.部品A、B、Cは、同じ倉庫にまとめて保管されている。
この図では、どこに保管されているかまでは、記されていません。よって誤りです。
以上より、解答は4です。