令和 4 年度 第 1 次試験問題 財務・会計 第八問 解答と解説

解答

 

2. 

 

解説

 

預り金なるものが出てきました。完全に知識問題です。

預り金とは、給料や賞与支払時に、将来的に支払われる税金などを、前もって給料から預かっておくお金のことです。給料のタイミングと、税金や社会保険料の支払い日が異なることからこのような処置が必要になってきます。その他、従業員負担のセミナー費などを預り金とする場合もあります。重要なのは、あくまで従業員が負担するはずのお金という点です。

さて、逆にこの問題で重要なのは、不適切なものを答える問題であるということです。何度も何度も僕はケアリスミスで、逆の解答をしてしまったことがあります。逆に問題をとらえてしまうと、ほとんどが解答なので、意外とうっかり甘い罠にかかってしまいますので注意が必要です。

  1.  源泉所得税
  2.  事業主負担の社会保険料
  3.  社内預金
  4.  従業員負担の生命保険料

やや、社内預金って何って思うかもしれませんが、これは社員の貯蓄を天引きで行う仕組みのことです。よって、これは正しいです。

源泉所得税社会保険料、生命保険料、どれも正しいじゃんって思うかもしれませんが、重要な点は従業員が支払うものかどうかです。2は、「事業主負担」と明白に書いているので、これはすぐに分かる問題ですね。

よって解答は2となります。