解答
3.
解説
「値引」、「割戻」、「割引」の違い
「値引」、「割戻」、「割引」の違いについてです。似たような言葉に思えますが、それぞれ意味合いが異なり、その会計処理も異なってきます。ここではとりあえず概要だけおさえておきましょう。
●値引
商品が古くなって陳腐化してしまったことによる値下げ、または商品の破損等による値下げです。売り上げの減額となります。
●割戻
割戻は、大量に購入してくれた場合に10%ディスカウントするなどです。扱いとしては値引と同じで、売り上げの減額として処理されます。
●割引
割引は、支払い期日よりも早期に支払いをしてもらったときに、減額することです。扱いとして、早く払うことによる利息的な扱いとなり、厳密には減額したわけではないのです。利息として扱うので、これらは営業外費用として処理がされます。その際の勘定科目は、売上割引となります。(ちなみに仕入れ側は、仕入割引)
問題文を読み直すと、「10 日以内に代金を支払えば 2 %の支払いを免除するという条件」とあり、これは、割引に関することだろうなとすでに想像がつきます。
その勘定科目が問題となっているので、売上割引が入ります。
よって正解は3となります。